ご報告が遅くなってしまいましたが、自分の気持ちが落ち着くまでに
少し時間がかかりました。
先日、2月27日 我が家の白さんが亡くなりました。
1年ほど前に、管理事務所の方から
「とても人懐っこくてね、でも 結構大きくてね.....」
と、成猫用のケージから ニョキリと白い手を伸ばしてきたのが白ちゃんとの出会いでした。
本当にその方が言うとおりにスリスリ、そしてゴロゴロ、とても可愛かった。
「こんなに人懐こかったら 貰い手が決まるかもしれない...」
と少しの期待を持ちつつ、キャリーバックに よいこらしょ、という感じで
彼女は自ら入ってきました。
その足で、動物病院へ健康チェックのために向かいました。
そこで私の淡い期待は、猫エイズ陽性という診断とともにもろくも崩れることに。
また、歯や歯茎の状態から、そんなに若くないだろう、というよりも初老って
感じです、との診断を受けました。
その日から、白ちゃんのケージ暮らしが始まりました。
猫エイズは簡単な接触では感染しませんが(もちろん、人への感染はありません)
傷があったり、交尾などで感染します。
我が家は飼い猫みんなにエイズワクチンはできなかったので、とりあえず 様子見のための
ケージ暮らしでした。
おだやかな白ちゃんは他の猫とケンカをすることもなく、おっとり、まさに初老のたたずまい
でした。
それからは、ケージから出て他の猫と入り混じっての共同生活でした。
そんな白ちゃんの具合が悪くなりだしたのは先月中盤。
手術の予後が思わしくなく、その後食欲が一気に落ちて、加えて腎臓機能の低下で
入院と通院の繰り返しでした。
点滴をして一時的にはよくなるものの 2、3日でまたぐったりという様子。
もどしてしまうことも多かったので、他の猫と隔離するためにも2月からは
再びケージで過ごすことが多くなりました。
そんな白ちゃんでしたので、見ているのが辛くなり よほど 楽に天国に
逝かせてあげたほうが....と思うことも 時々あって。
それができなかったのは、白ちゃんの背中を撫でるたびに嬉しそうにおしり
をもちあげて、もう落ち窪んでしまったけれども澄んだ目で私をじっと見つめたり
したからです。
最後の日、「今夜が最後かもしれない」そんな予感がありましたので、譲渡会を
お休みさせてもらって、夕方からは白を抱いてソファに座っていました。
多分、1,5キロをきってしまったであろう、軽くなってしまった白ちゃんを
毛布に包み、猫たちにも さよならの時間がいるかもと みんながくつろぐ
ソファの端に、白ちゃんを置いて 猫たちの時間をとってあげました。
私も、最後のお別れとおもって、白ちゃんに話かけるのですが 白ちゃんは
懸命に頭をもたげて何か言いたいような、しんどいような顔つきでした。
私も辛くなって 泣きながら白を抱きしめるしか ありませんでした。
日付がかわって、27日の夜中 低いうめき声を一度あげて、白は逝ってしまいました。
それからは、悲しいというよりも 正直ホッとした、という気持ちと
早く土に還してあげなくては、という忙しさで なんとなく 辛くはなかったのですが。
それでも、ふとした時に思い出す ビー玉のような綺麗な瞳を見ることはもう
できないのだな、と思うとさびしくてなりません。
他に猫は大勢いる我が家ですが、白ちゃんがいなくなってから今日まで、
本当に心に穴があいてしまったようです。
結果として、わが家で生涯を終えた白ちゃんが本当に幸せだったかどうかは
私には分かりません。
今はきっと天国で仲間と元気に走り回っているであろう、白ちゃん。
私たちの元に来てくれてありがとう、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、応援してくださったみなさん、そして獣医さん、
本当にありがとうございます。
白もきっとお礼を言いたかったはず。代わって、お礼申し上げます。